協会のビジネスモデル

「脱サラする」「独立する」「起業する」「自分でビジネスを始める」というとき、多くの人は次の2つの選択肢しか思い浮かべません。

  • 個人事業主になる
  • 小さな会社を作って、ひとり社長になる

しかし実は、これら以外にも「協会を作る」という第3の選択肢があるのをご存じでしょうか?

協会と会社には違いがありますが、似ている点もあります。

  • 違い:会社を作れば「社長」になりますが、協会の場合は「理事長」になります。
  • 共通点:会社は資本金1円でも設立可能。協会も同様に、元手ゼロ円でも設立できます。

このような背景から、「会社」ではなく「協会」を立ち上げる起業家も徐々に増えています。

本当は協会が適しているケースなのに、多くの人がこの選択肢に気づかないまま、会社か個人事業主の二択で迷っているとしたら、勿体ないことです。

 

 

協会には「非営利っぽい」イメージがあります。

  • 公的な印象
  • 社会貢献を目的としている

という印象があり、これは大きなアドバンテージになります。

 

しかし、このイメージが原因で、「協会は利益をあげてはいけない」「協会はお金儲けをしてはいけない」と誤解している人も少なくありません。

そのため、起業には向いていないと思われがちです。

 

これは誤解です。

  • 協会が利益を上げること、収益活動を行うことに法的な制限はありません。
  • 会社に許されている営利活動は、協会にも基本的に許されています。

つまり、「協会」もビジネスの形態として十分に機能するのです。

ただし、協会を設立してビジネスを展開する場合には注意点があります。

「非営利っぽい」「公的」といった好印象を損なわないよう、協会らしい運営を心がけることが重要です。

単に会社と同じ感覚で運営すると、協会としての信頼性が失われる可能性があります。

 

協会形態は特に、社会的価値と経済的価値の両立を目指すビジネスモデルに適しています。

具体的には:

 

* 会員制度を活用したビジネス

* 業界の標準化に関わる事業

* 教育・研修事業

 

など、公益性と収益性を両立させたい場合に協会という形態は魅力的な選択肢となります。

まとめ

起業を考える際、「会社設立」か「個人事業主」の2択だと思い込んでいませんか?

実は「協会設立」という第3の道があります。

あなたのビジョンやビジネスモデルによっては、協会が最適な選択肢かもしれません。

2択だと思い込まずに、3つの選択肢から最適な形を選ぶことをお勧めします。

 

なお、自分にはどの形が合っているのか判断がつかないという方に向けて、簡単な診断ツールも用意しています。

数問の質問に答えるだけで、「個人で動くタイプなのか」「会社向きなのか」「協会が適しているのか」といった傾向を確認できます。

関心がある方は、以下のリンクから試してみてください。

 

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